微笑ましい話をたくさん聞きました。ご主人が記念日に贈る花を奥さまがドライフラワーにすること、キャンプで爆睡して満天の星空を見逃したこと、夏に迎える小さな家族を心待ちにしていること。そんな仲睦まじいご夫妻が夢見たのは“家で楽しむアウトドアライフ”。「最初はがっつりアウトドアな家を考えていましたが、建てるのは森の中ではなく実家の土地。この街の風景には島色工務店の家が理想にぴったりでした」。
　南面にかかる大屋根が印象的なＴ邸は、平屋＋αの暮らしが楽しめる１.５階建て。「木の家に住みたい」という奥さまの希望で、正面外壁には吉野杉、室内にも無垢材をたっぷり。色味を抑えたシンプルな空間は「インテリアで暮らしの色をつけたい」という思いから。
　また、「できる範囲のセルフビルドをやらせてもらえるのも島色さんの魅力」と、話すご主人。施工中もウッドデッキの塗装や組み立て、トイレの板張りも大工さんと一緒に作り上げました。年に１度の外壁塗装も自分で行う予定で「家づくりにかかわることで、さらに愛着が湧きました！」と、にっこり。Ｔ邸には、積み重ねられるしあわせへの期待があちこちに息づいていました。