シンプルなガルバリウムの外観と対照的に、内部は実にのびやかでユニーク。相反する魅力に思わず引き込まれるこの家は２０１９年12月に完成。付加断熱による高い性能をベースに、家族のライフスタイルに寄り添った住まいは、暮らし心地上々でステイホーム中も楽しく過ごせたと言います。「夏はリビングから続くデッキでずっとプール遊び。室内より床が高いので家事をしながらでも目が届きます。冬はエアコン１台で十分暖かくて、真冬でも素足で過ごせるほど。性能のよさを実感します」。
　さらに、セオリーにとらわれない間取りも見どころ。特に「ひとまとめにしない水回り」は、なるほどと思うアイデア。「わが家の場合、バスルームやランドリースペースは寝室に近い方が効率がいいので、洗濯動線とキッチンをあえて別々に。ダイニングキッチンは空間を独立させつつセミオープンにしているので、リビングにいる家族と会話しながら料理に集中することができて気に入っています」。
　「想像以上の暮らしやすさで、すっかり“出たくなくなる家”になりました」と笑う奥さま。時間に追われるだけでは感じることができない愛おしい時間。住まいのやさしさが仲睦まじい家族の絆を深めます。