三角屋根の重厚感ある佇まいが目を引く邸宅。この屋根勾配をそのまま生かし、平屋とは思えないほどの天井高を備えた、開放的な吹き抜け空間が誕生しました。
　「和モダンな平屋というのは夫婦で決めていて。見学会などを回るなかで、石田工務店の立派な見せ梁に惹かれました」と家づくりを振り返るご夫婦。見上げれば、大黒柱が支えるダイナミックなマツの見せ梁。その趣ある色に合わせて、無垢床はアンティーク加工を施したクリの木に。奥さまが選んだというシックな照明が、やさしい陰影を落としていました。
　「ソファに寝転がって天井を見上げるたびに、建ててよかったと実感します」と笑顔を見せるご主人。玄関から洗面所、脱衣室、そしてクローゼットを経由してリビングに入る動線は、ご主人たっての希望だとか。ＬＤＫを中心にすべての部屋につながる動線を意識しながら、奥さまご自身がオリジナルの間取りに起こしたそうです。
　「それぞれが好きなことをしながらも、同じ空間を共有できるＬＤＫが一番好き」と奥さま。誕生間近なお子さんと過ごすこの家でのひとときを、ふたりで心待ちにしています。