木にこだわった家を建てたい人に、ぜひ見て体感してほしいのが矢野工務店のモデルハウス「ＤＡＮ ＤＡＮ ＨＡＵＳ（だんだんはうす）」。自然素材をふんだんに使い、とくに木材は高知県産にこだわっている。例えば、床は県産スギの無垢材をすべすべに磨き上げ、子どもがいつも裸足になりたがるような気持ちよい肌あたりを楽しめるし、キッチンの調理台やリビングにあるソファ、階段、収納、洗面所、トイレなど、あらゆる空間やモノも木で造られている。それらを可能とするのは、一級建築士であり代表取締役を務める矢野久幸さんを筆頭に、専属の大工が一丸となって緻密な設計と施工を手がけているからだ。
　一方で、見えないものも匠にデザインされている。「ＤＡＮ ＤＡＮ ＨＡＵＳ」という名の由来にもなった「家のどこにいても暖かく、家族団らんができ、はずむように暮らせる住まいを」という想い。それが間取りとなって表れ、家のいたる場所に家族の団らんが生まれる工夫がある。まず、家族が自然に集うよう家の中心に設けられたダイニング。さらに、その奥には小上がりになった和室、目の前にはサッシをフルオープンできるデッキがあり、それぞれ「段」のある設計となっている。実は、この「段」こそが家族団らんを生む秘訣。「そこへさっと腰を掛けるだけで、その場にいつでも家族の輪が生まれます」と矢野さんは語る。
　家の機能性にも配慮が行き届いている。確かな断熱・気密施工と計画換気によって、1階は床下エアコンで心地よい室温に保たれており、さらに、家全体に空気清浄機能を働かせているので呼吸もすがすがしい。滞在すればするほどに「こんな家で暮らせたらどんなに幸せだろう」という気持ちが募る家だ。