もともと岡山県で暮らしていたご家族。家づくりのきっかけは、３人目のお子さんが生まれることと、ご主人の出身地である高知へ転勤が決まったことでした。岡山と高知を月に一度往復しながら展示場やモデルハウスを見学するうちに、地元の工務店で建てたい想いが募っていったそう。なかでも「木を使った自然素材の家」を念頭に置いて探し、見つけたのが矢野工務店。モデルハウスへ行くと、「こんな家がいいな」とすぐに惹かれたとか。また、社長をはじめとするスタッフの丁寧な対応とアットホームな社内の雰囲気、ご家族の希望にきちんと耳を傾けてくれたことも決め手になったといいます。
　無垢材をふんだんに使用した室内は、すがすがしい木の香りが広がります。壁には独特の風合いがあり、調湿効果もある湯布珪藻土を使用。リビングにあるマグネットボードは質感の近いクロスを貼り、統一感を出しています。開放感のある広い吹き抜けと、階段をコンパクトにすることで、家の中心であるリビングがより広く感じられ、玄関とつながる大きな3枚戸をすべて開けるとさらに開放感たっぷり。お子さんたちが走ったり、登り棒を使って体を動かしたり、家の中でのびのびと遊んでいます。
　「細部にいたるまで本当に手間をかけてもらいました」と語るご夫婦の笑顔からは、感謝の気持ちがあふれ出ているよう。リモートで打ち合わせをしたり、サンプルを送ってもらったりと、きめ細やかなフォローのおかげで遠くに住んでいることを感じさせず、安心して家づくりができたといいます。奥さまが焼いたケーキを家族みんなで囲む姿を、窓からの陽光がやさしく照らしていました。