家族3人で暮らすため、それまでお父さまが住んでいた家を建て替えた邸宅。ご主人はもともと古いものが大好きで、日本的な趣と機能性を備えた家にしたいと考えていた。奥さまがウェブサイトで好みの家を探すうちに宇田見建設に出会い、住宅展示場へ。玄関を開けるなり「ひとめ惚れでした」とご夫婦。土間や梁、古材を使ったビンテージ感がふたりの思いとピッタリ重なったそう。そこからは、自分たちが思い描いていたリビングや和室の要素を加えていくという家づくりがスタート。何度も打ち合わせを重ね、建設中も現場に足を運んで「納得できる家づくり」にとことんこだわった。
　玄関から続くダイニングキッチンは床暖房仕様の土間に仕上げ、１階の家具や建具は古材を使ったオリジナル品に、フローリングにはビンテージ木材を使用した。また、建て替え前の家で使っていた昭和の時代のソファや机、障子のガラスも取り合わせて見事な調和を実現、無二の空間をつくり上げた。今は、料理をするのが楽しいというキッチンや、週末にご飯を食べにくる友人たちとの交流に「家にいる時間がすごく楽しくて幸せ」と話す。ご夫婦が満足している様子はその笑顔からもうかがえた。